ズラリと並んだ青いコーンと柵。
今週末、札幌市内で開催されるオリンピックマラソン・競歩競技のために施された
路上景色を目にするだけでも、オリンピックが来ていることを実感します。
水色のコーンは通常の地元開催マラソンの時などにも置かれていますが、
コースを誘導するために路上に書かれた緑色の点線や柵が入ると、
ぐっと国際大会らしさを感じます。
緑色のコーンは通行止めにする路地等への入り口に置くのかしら…。
ピカピカのコーンも、走るためにやって来てくれた世界中のランナーへの歓迎の意を感じます。
さて、昨日は、男子走り高跳びで、新しい時代を感じる出来事がありました。
同点1位のカタールとイタリアの選手二人が残り、
審判に「これから、順位決定戦を行いますか?」と勧められたシーンで
カタールのバルシム選手が、「決定戦を行わず二人に金メダルともらうことはできないか?」
と発言し、審判が頷くシーンは、感動的でした。
走り高跳びでは、1位についてのみ、決着がつくまで1本づつ跳ぶ優勝決定戦(ジャンプオフ)を実施するというルールがありますが、「当該競技者がもうこれ以上跳躍しないと決めた場合を含みジャンプオフが実施されない場合、同成績により第1位となる」と定められているそうです。
走り高跳びのルールならではの、今回の金2個だったのかもしれませんが、
分かち合い、たたえ合う考え方が、種目を超えて新たな流れになっていくかもしれないな、
と感じました。
今日も暑くなりそうです。
カーテンで日差しを遮りながら、お水を飲んで、お過ごしください。