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リンダさんも認めたコミュニティ力

敬老の日、皆さまどのようにお過ごしだったでしょうか。

イギリスでは、高齢者の孤独が、社会問題となっているとのこと。

それにより、寿命も1.9倍短くなり、認知症になる確率も1.5倍になるという…。

 

超高齢化社会を迎えているイギリスには”国を挙げて取り組む社会問題である”として、

「孤独担当大臣」が設置されています。

 

今日はNHK のEテレで「ウェルビーイング」の第2段が放送されていました。

(今年初めに初回放送があったものですが、今もホームページから配信されています)

その内容は、人生100年時代をテーマにした『LIFE  SIFT』の著者リンダ・グラットンが、

日本を訪れて見た、コミュニティとの繋がりの試みや一体感が及ぼす若返りの秘訣の報告でした。

 

https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2023091830154

 

 

「人生100年時代に、大切になってくるのは、80代、90代の過ごし方」と彼女は言います。

その年代を幸福感を持って生きることを目指すことを提唱する彼女が、日本の例を見て述べた感想の中で、「ウェルビーイング」とは、個人の健康や意欲の達成だけで得るのではなく、コミュニティや社会との繋がりこそに幸福感が培われる力がある、というようなことを言っていたのが印象に残りました。

 

異世代との交流も大きなポイントのようでした。

 

薬や、健康法など、科学の力で長寿の道は開けてきましたが、

人生後半の30年を、私たちが幸せに人生を過ごすためのポイントは、

コミュニティの存在と、そこに関わるということ

あらためて代弁してもらった気がして、広めたくなった番組でした。