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加齢に伴う皮膚変化に、砂糖で保湿?!!

寒い日が続き、空気とともに肌も乾燥しがちな季節になりました。

乾燥は肌の老化も進めるし、炎症の原因にもなります。

 

もともと肌に炎症が起きやすいわたくし、保湿剤をもらいに皮膚科へ。

調剤薬局での待ち時間、薬剤師さん向けの冊子をぱらぱらとめくっていたら、「砂糖で美肌を保つ?!」という記事を見かけました。

 

美肌、といと若い女性向けの話題かと思いきや、掲載されていたのは88歳の男性(皮脂欠乏症)の手足の写真でした。興味が湧いて、帰宅後少し調べてみると、このことはすでに2016年に日経新聞が[NIKKEI STYLE]というライフスタイル専門サイトで紹介されていました。その後、同じ内容をまとめた記事が2020年の日経WOMANにも掲載されていて、昔から知る人は知っていたようです。

 

 

      乾燥ガサガサにさようなら しっとり砂糖洗顔の効果:日経xwoman

 

砂糖には親水性と保水性があり、角層に水分を引き込む働きがあり、褥瘡(床ずれ)の治療薬の主成分として使用されているそうです。製品化されたものもありますが、砂糖を普段のスキンケアに一つまみ入れるだけでも保湿効果が得られるとのこと。お風呂に入れるのでも良いそうです。

 

砂糖を使ったスキンケアの効果を研究している藍野大学医療保健学部公寿の山口求さんは、砂糖の効果として、「高い保水力による保湿効果のほか、傷を治す治癒効果や殺菌効果、不要な角質をはがす洗浄効果もあります。」という。(「NIKKEI STYLE」より抜粋)

 

取り入れ方のポイントは、「しばらくつけてから洗い流す」、「こすらない」、「砂糖は上白糖を使う」ということのようです。砂糖の分量の目安は、

 

洗顔なら 

水500mlに砂糖大さじ山盛り3杯(50g)の砂糖水。

肌に砂糖水を浸透させるように、3〜4回顔を洗い、30秒ほど置いてから、流水で洗い流す。

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高齢者の肌質は、バリア機能が低下し、肌トラブルが起きやすくなっているといいます。炎症を定着させない対策に、話のタネをお一つ。でした。